【外食広報のブログ】クリエイティブなPRになる!

デジタル化がますます進む中で、次世代広報に必要なクリエイティブなPRについて考えます。

【なぜ大学院に通おうと思ったか?】未知の世界だった『広報』の扉をたたくまで

大学院に行くきっかけを記す前に少しだけ私のバックボーンにふれようと思います。
興味がない方は・・・すみません。。。お付き合いください<m(__)m>

◇転職回数10回以上?!そこから得た気づき

さまざまな人に『自分』というフィルターを通して何かを伝え、訪れる“きっかけ”をもたらすことにすっかりはまってしまった私は、少しの興味と浮気心でアパレルなどもかんだことはあったが、長年外食業に従事している。

ホールスタッフやレセプショニストとして働いているときは、自分指名のお客様をつけるために毎日必死だった。

幸い、人の顔を覚えるのが得意だったので食の好みやどんなシュチュエーション(時に知らないふりをするオトナな対応も必要!)で来店されたか、お名前や誕生日などの情報と合わせてお客様ノートをつくり、日々書き記した。

それは転職して店が変わっても同じだった。
1杯300円のコーヒーショップから始まり、タイ料理、和食、イタリアン、フレンチ、カフェ、ステーキハウス・・・

どんな場所に行っても私についてきてくれるお客様もいて、今でもありがたいことに交流させて頂いている人もいる。

私の個人的な主観だけれど、飲食を志す者で特に学生時代のアルバイトとかではなく腰を据えてやってきたい人においては、「○○(メニュー名)を出してるから働きたい!」というのはあまりないと思っている。(もちろん、そのメニューがよっぽど好きな場合は別として)

食べ物屋として食べ物にこだわりがないのではなく、共に働く人、雰囲気、空気感、もちろん条件面・・・あげればキリがないけれど、働きたい理由はなければ作ってしまえばいい!

そう、コンテンツはいくらでも作れるのだ。

いいと思うメニューやフェア、特典・・・飲食店で販促と言われる多岐にわたるコンテンツは作り続けた。でも発信する術を知らなかった。

今でも飲食店の販促と言えば
・ビラ配り/ポスティング
・●●ログ、●●●ペッパー
SNS
などなんとなくイメージつくものしかでてこないのが大半の人であろう。

いいものは作れても発信する術がわからない。ましてや、相手にとって本当に『いいもの』なのかもわからない。

◇『いいもの』って何?そこから広報の仕事が始まった

6年前、ホールスタッフとしては致命的な身体の欠陥が見つかり、転職活動をしていた。

現職の会社に面接で発信をすることの難しさについて話すと、
『だったらそれを君がやったらええやん!』
代表のその一言で、まだ見ぬ『広報』という世界に飛び込んだ。

 

そうして飲食店舗の現場でお客様にサービスする立場から、店舗の良さや強みを分析し、市場にあった情報を武器にメディアとのリレーションをとる立場になったのだ。

先輩広報なんていなかったから、HOW TOもTO DOも教えてくれる人なんてもちろんいなかった。とりあえず毎日死ぬ気で働いて、がむしゃらに走り続けた。

メディアキャラバン、プレスリリース作成、取材対応・・・
毎日めまぐるしく過ぎ、終わったと思ったらまた新店、開店したらまた新店。
その繰り返しだったが、毎日めちゃくちゃ楽しかった。

けれど、スマホの普及、IoTやAIの発達・・・
時代の流れとともにSNSやグルメ口コミサイトなどが飲食店舗の情報収集元として主力となり、メディアに掲載されても実直に売上や来店に繋がらない実情がある中、1店舗を出店するにしても、1メニューを展開するにしても、時代の流れや一歩先読みした戦略的な広報活動をするための知識や技術が必要だと切に感じた。

会社の企業価値向上、個店ごとの販促に加え、会社という大きな社会の中の1つのコミュニティとして社会に貢献できる“食”を通した可能性を広げるような“何か”をできるようになる。

それが私が大学院の門をたたいた”きっかけ”なのです。

授業も始まって約2か月、まだまだ自分の中でインプットすらできてないこともたくさんあるかもしれない。だからこそブログを通して色々なことを書き記すことで軌跡を残していけたらと思っている。

『広報』とは実務としては覚えることもやることもたくさんあるし、いろんな時代の先駆者が定義もいっぱいしているけど・・

私は『伝えたい』という想いが根底にあり、どうやったら伝わるか、心底悩み苦しめる人ならできると思っている。

実はそういう悩んでいる時間が一番楽しいと思っちゃったりもしている。(笑)

長くなってしまいましたが、次回からは課題図書や気になった本、また学びながら感じたことを記していきたいと思います。