【外食広報のブログ】クリエイティブなPRになる!

デジタル化がますます進む中で、次世代広報に必要なクリエイティブなPRについて考えます。

【はじめに】ブログ開設にあたって

2017年4月、私は大学院生になった。
といっても会社を辞めたわけではなく、社会人のための大学院で
その名も社会情報大学院大学
日本初の広報・情報学のプロフェッショナルを育てるための専門の社会人大学だ。
 

大学院なの?大学なの?とよく言われるが、学部を置くことなく大学院をおく
大学なのですが、ますますわからなくなりそうなので気になる方はコチラから。

ここは大学のような学部生でアカデミックな勉強をするという場ではなく
社会人としての経験を積み、そのうえで自己の課題を解決するために学び、吸収しながら『広報・情報学』の専門分野を学んでいく場だ。

入学して約2か月、とりあえず仕事と学校とのリズムをつかむのにまだ精一杯ではあるけれど、吸収できることは想像以上に大きい。

ひたすらインプットしていき講義で聞いた文献を買っては読み、買っては読み、の繰り返しで最近はもっぱらAmazonの箱で部屋がうめつくされている。。。

そんなこんなで、いま自分の考えに幅を持たせ始めているからこそ
『インプットしたことをアウトプットしていく』 ためにブログを始めることにした。

人が自分の意志で何かを始めるときには必ず”きっかけ”があると思う。

自分が大学院に行くと決めたのは、本当に偶然の”ばったり”な出会い(今考えれば必然だったのか・・)が重なり、エントリーも締切ぎりぎりの滑り込みセーフだった。

同業界の諸先輩方、他業種の広報さんからたくさん事例も聞いたり、セミナーに参加して『広報がやる仕事や経験談』は吸収する場はたくさんあった。

それでも私がこの大学院で自発的に学びたいと前のめりになった理由について、
このブログを通して飲食の現場にいる人や、広報を始めたばかりの人・・・
少しでも興味を持ってくれた人に伝えていければと思う。

稚拙な文章やつっこみどころは満載かもしれないが、文章を書くことは好きなのでぜひお付き合いいただきたいです。

そもそも私が何者かというと、外食企業でおもに企業広報・店舗広報を担当している。
学生時代のアルバイトから考えると約20年ほど、飲食の世界にどっぷりはまってきて
カフェ、イタリアン、エスニック料理、高級ステーキハウス・・・
業態業種は問わず、何回転職しただろう・・・(笑)

「様々な業態を経験したかった」といえば聞こえはいいが、ただ単に飽きっぽかっただけなのだ。 長年、飲食の現場にいながらもソムリエとかの資格もないし、店長経験もマネージャー経験もないし、もちろん突出した技能も特にない。それでも長く続けてきたのには一つある。

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さまざまな人に『自分』というフィルターを通して何かを伝え、訪れる”きっかけ”をつくること

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が楽しかったのだ。

例えば、レストランのウェイターは、訪れる人の目的やシュチュエーションに合わせて『食卓をコーディネート』する。デートで訪れるカップルがいるとしたら、付き合いたてなのか、熟年カップルなのかによっても席の感覚やサービスの仕方もまるで違う。

一度心をとらえられたゲストはまた同じウェイターを指名する。ウェイターは同じメニューや空間でも『この人に接客してもらいたい』と思わせられる仕事なのだ。

毎日何十組とゲストが訪れる中で、毎日毎日訪れる人の“きっかけ”を四六時中考えていた。何でそんなわざわざ手間のかかることしてるの?と言われても考え続けた。

だって、レストランは『誰かと』、『○○のために』という、なんとなくでも『目的』があり”わざわざ”お金を払って外食をしにきているのだから・・

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さまざまなシュチュエーションから『想像』し、その時間や空間を1組1組のゲストのために『創造』する

○想像:実際に知覚に与えられていない物事を、心の中に思い浮かべること。
○創造:人まねでなく、新しいものを自分から作り出すこと。

ウィキペディアより

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まさしく、私の考える現場で行う『広報』であり、もしかしたら私の『広報』としてのマインドはそこからスタートしていたのかもしれない。 

そんな私がなぜ広報・情報学の専門大学院に行くようになったのか?

『大学院に行くこと』が目的ではなかったし、ましてや『広報のプロフェッショナルになる』という将来設計があるわけでもない。(一期生というところに魅力を感じたのは事実だけれども・・・)

その理由については自身の経験と共に次回記したいと思います。