【外食広報のブログ】クリエイティブなPRになる!

デジタル化がますます進む中で、次世代広報に必要なクリエイティブなPRについて考えます。

【セミナーメモ】自分の働く会社の“らしさ”を知ることの大切さ③~やりがいとは?~

自分の働く会社の“らしさ”を知るために、“そもそも”を考えること、また“らしさ”を伝えるうえでの『コミュニケーションの大切さ』について前回ふれたと思う。

実践あるのみ!といってもどこから手をつけたらいいの?と迷いながらなので
“らしさ”を知るための大切だと思うことを今一度おさらいしてみよう。
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〇企業の理念や目指す方向はぶれず、メッセージに一貫性を持つ
〇流行りにのるのではなく、販促でも何でもやっていることに対しての“意味づけ”をする
〇コミュニケーションは言語情報よりも聴覚や視覚など「非言語」のコミュニケーションが約9割を占めている
〇コミュニケーションは「受け手」が主導である
〇メッセージがぶれないよう「コミュニケーション」のイマジネーションが必要である

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整理してみると“らしさ”=企業理念、をいかに『自分ゴト化』することが大切なのか、が読み取れる。 “受け手”(従業員)によって左右されるならばなおさらだ。発信側が伝えたい“らしさ”を『自分ゴト化』して今度は受け手が発信者として伝えていく。

ただ、人間は生きてきた環境があるから、特にオトナになってからはそう簡単に心の底から意識が変わるのは『体験』でしかない。人様が休んでいるときに働くのが一般的な飲食店だ。『体験』から『共感』して『共鳴』するために“らしさ”を『自分ゴト化』する体験、こんなことを考えてみたいと思う

少し抽象的な概念なのでブレイクをはさみながら考えてみたいと思う。

〇仕事とは?会社とは?
高校もしくは大学を卒業し、(もしかしたら家庭の事情などにより中学を卒業してからすぐに働く人もいるかもしれないが)当たり前のように就職活動をし、志望動機を一生懸命練習しながら就職の面接をくぐりぬけてきた人はたくさんいるだろう。

新卒で入社して何年、中途で採用されていま何社目・・・色んなバックグラウンドを持つ人たちが会社にいると思うが、20代はがむしゃらに働いてきて、30代になりある程度できることも増え、主任、係長、部長、・・・と中小企業なら役員になるくらいまで頑張るというのが日本のサラリーマンとしてイメージする人は多いのではないだろうか?

 

私の場合は少しアパレルをかんだりはしたが、アルバイト時代をいれれば約20年外食業界にいる中で、「ウェイター(正確にいうとウェイトレス?笑)」「レセプショニスト」として色んな会社を転々としながら働いていたからわからないのだが、一般企業では配属された部署で担当業務を教えられ、統括できるようになり、そこからは管理職になる、という感じだろうか。

飲食でいえばサービススタッフ→ホールマネージャー→店長→エリア統括マネージャー・・・という一連のステップアップの流れが同境だと思う。

でも人には得意不得意があって、接客のスペシャリストだけどマネージメントは向いてなかったり、接客はできないけど数字のコントロールだけは秀逸だったり“個性”がある。その“個性”を活かせる会社でなければ仕事もつまらないし、もちろん成長もしない。

一般外食企業ではチェーン展開している会社に限らず、これがお決まりコースとして従来君臨していて、店長をやらない人は出世コースから外される対象になる、なんて考えが当たりまえだったし、もしかしたら今でもその風潮が残っている会社は多いかもしれない。

繰り返すが、飲食店は人様が休む時に働いている。
クリスマスも正月も、もしかしたらリゾート地で働いている人は夏休みすら秋休み、になってしまうかもしれない。それが嫌な人は飲食店でそもそも働かないだろう。

それでも『仕事をする意味』ってなんなんだろう?

私は理屈っぽい人間なのでいつもそんなことを考えていた。
だって、私の最終的な目標は自分がいる外食企業、3Kと言われる外食企業で自分の仕事に誇りをもてるようになるための広報活動なのだから。

『仕事って何?』を掘り下げてみると私は仕事はこの4種に分別できるのではないかと思う。

〇やりたいことをして稼ぐ
〇やりたいことをして稼げない
〇やりたいことではないけど稼げる
〇やりたくないことで稼げない

一回しかない人生で「4」を選ぶ人は99.9999%いないと思うが、大半は「2」か「3」ではないだろうか?いや、今の若い層は違うかもしれない。

『稼げなくてもいいからやりたいことをしたい』 

世論で飛び交う声、働き方改革、みんないまの若い子たちの“価値観”もきっかけではないのだろうか?

〇『やりたいこと』ってなんだろう?
会社で働いている以上、サラリーをもらっているので、自分勝手に好きなことをしている人はいないと思うが、自分が働く会社で『やりたいこと』ってなんだろう?と考えてみる。

少し哲学的な話になるが、とても大事な気づきだと思うので「マズローの5段階欲求」に触れてみようと思う。

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心理学者のアブラハム・マズローは、人間の基本的な欲求を下から、生理的欲求 (physiological need) 、安全の欲求 (safety need) 、所属と愛の欲求 (social need/love and belonging) 、承認の欲求 (esteem) 、自己実現欲求 (self actualization) の5段階に分類しました。それぞれは階段のようになっていて、下位の欲求をクリアしないと上位の欲求は出てこないと唱えました。

出典:承認欲求が強すぎるあなたを満たすことができる”たった一つ”の方法♪

これは一例ではあるが、ある一定まで会社で時を過ごしたとき、例えば承認欲求が仕事で評価された場合だとしたら、給与が上がった!とか役職が付いた!色んな場合があるが役職やお金に満足したその先に何があるのか?

自己実現欲求』=自分らしく生きたい
とあるが、ただ自分らしく、ではなく“社会”からの承認でもあるのではないだろうか?

少し話が飛躍してしまったが、ある講義でとても感銘をうけた言葉がある。

『会社は人のためにある。人財を預かり、成長させ、社会に役に立つ商品やサービスを輩出していくのが会社である』

そうか、会社のために働くのではなく自分が活躍するフィールドを作るために会社があるんだ。今までそんなこと思ったことがなかった。

仕事は好きだし、むしろ趣味の領域で体力的な部分や自分の能力が追い付かないときに辛いことはあれど、会社にどっぷりはまりすぎて1日中仕事仕事・・・過ぎて考えたこともなかった。恥ずかしながら私は会社のために自分が活躍できるように頑張るという考えだったのだ。

飲食店は1日があっという間。
開店の準備、ランチ営業、200食くらいを回したらやっと一息でまかないをかけこみ、そこからはディナー営業。終わったらレジ〆をしてまた明日の準備をする。

あっという間だけど1年で振り返るととてもとても長い一年だったり、いざ振り返るとあれ?今年なにしたっけ?なんて思ったりする1年もあったりした。

『会社は人のためにある。人財を預かり、成長させ、社会に役に立つ商品やサービスを輩出していくのが会社である』

だとしたら企業理念ももちろんだが、“そもそも”の自分がここにいる意味、しいては会社や組織が存在する意義が前提としてあって、企業理念が存在するのではないだろうか?

なぜそれをするのか?なぜその仕事をするのか?
実はシンプルで難しいことではなく当たり前のことだったりする。

 

『Purpose』=目的→そこに存在する理由/意義

先日のFacebook創始者ザッカーバーグ氏のハーバード大学でのインタビューが記憶に新しいが、彼もまた『Purpose』を語っていた。

www.youtube.com


ぜひこの動画をみて自分自身の『Purpose』を考えてみてほしい。

一般的な諸説ではビジョンやミッション、ばかり提唱されるが、『Purpose』から始まる経営もあることを先日講義で知った。

次回は講義で設けた組織の変革と価値創造を促す『パーパスドリブン経営』を提唱するジャスティン・リー氏のセミナーを振り返りながら、『Purpose』について考察してみたいと思う。

 

【セミナーメモ】自分の働く会社の“らしさ”を知ることの大切さ② ~“コミュニケーションとは何か?”を考える~

 

前回、『企業理念』とは何か、またその理念に紐づいて“そもそも”(何のためにやっているのか?)を把握することについてふれた。

少しおさらいをすると、会社は『企業理念』というその会社が『こうあるべきだという根本の考え』があり、その理念に紐づいて会社の方針や戦略がある

前回 “そもそも”を問うたのは、理念に紐づいた行動はその理念を実現するための目的であって手段になってはいけないということからであった。

最近よく感じるのが『手段が目的化してしまっている』ということ。
なんでやってるの?という問いに対して

○○が流行っているから。
他社でもやっているから。

こういってしまえることは、手段であり目的ではない。
自分たちがこうしたい、こうありたいという根本があってそのためにやっているかどうか、が大切なのだ。

前置きが長くなってしまったが、改めて『企業理念』をきちんと理解しているは周りにどのくらいいるだろう?いくら会社のホームページに書いてあったりしても、伝わっているのか?

今一度考えてみる必要があると思い、今回は伝える=『コミュニケーション』について考えたみたいと思う。

◇『コミュニケーション』とは?
『コミュニケーション』とは何か?私はそんな深く考えたことはなかった。
単なる情報伝達ではないにしても、漠然と「会話・対話」と認識していたくらいであった。

なんとなく言葉の意味は知っているが、“そもそも”コミュニケーションとは何か?を考えるのはとても大切なことだと思ったので、私見も交えて記述したいと思う。

まずは言葉としての定義を調べてみる。
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〇語源
英語:communication = ラテン語:communis ( common, public, 共通の) communio(交わり, comm共に unio一致)+ munitare(舗装する, 通行可能にする)

〇定義
1. 社会生活を営む人間が互いに意思や感情、思考を伝達し合うこと。言語・文字・身振りなどを媒介として行われる。
2 .動物どうしの間で行われる、身振りや音声などによる情報伝達。

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

 
ただ一方通行に話すだけではない『伝達し合う』、相手がいるのが分かると思う。

ここで大切なのが、双方向=相手がいればいい、ということではなく相手の受け取り方により情報が意図しない形に変化してしまうということだ。

もちろんであるが、自分に暗示をかけている場合は除き(たまに追われているときに、大丈夫大丈夫・・と言い続けていることがある笑)『コミュニケーション』とは双方向のやりとりで生まれるものであって、情報のキャッチボールだということである。

よくある例として、こういったはずなのに、とか間違えて解釈された・・なんてことはないだろうか?それは『コミュニケーション』が受け手によって左右されるものだからなのだ。

文化や生まれ育った環境の違う外国人はもとい、出身地の違う日本人同士でも方言や生活環境により同じ言葉が違う風にとられる、なんてことは日々起こっている。

つまり『コミュニケーション』とは、送り手が投げるメッセージに受け手が意味づけをすることにより、初めて成立するのである

言語だけではない『コミュニケーション』
「目は口ほどにものをいう」というが、言語として話すだけではないメッセージの伝達が存在する。それを『非言語コミュニケーション』という。

飲食店にくるお客様でも見た目や持ち物、風格で直観してこんな人かも、と思ったことはないだろうか?

『コミュニケ―ション』=直接の対話、だけではなく、言葉だけではない『コミュニケーション』(非言語コミュニケーション)が存在するのだ。

ではどのくらいの割合で言語と非言語が『コミュニケーション』に影響を与えるのだろうか?ここでメラビアンの法則というものを紹介しよう。

メラビアンの法則』は、『非言語コミュニケーション』の重要性を説いたもので、言語、非言語のコミュニケーションが人に影響を与える情報の割合は

Verval 言語情報(話の内容など):7%
Vocal 聴覚情報(声のトーンや話の早さなど):38%
Visual 視覚情報(見た目など):55%
つまり、言語情報が1、非言語情報が9の割合であるという一説である。

想像できただろうか?非言語のコミュニケーションがこんなにも影響を与えているのは私にとってはかなりの衝撃であった。

ここからは私見も少し交えての話になるが、『コミュニケーション』とは人とヒトが言葉や文字などの「言語」、表情や声のトーンなどの「非言語」といった様々な手段を使いながら意思や感情を伝達し、双方が共通の認識でその情報を理解するために行う対話と私は定義した。

発する言葉そのものに意味はなく受け手がどう捉えるかに左右されるため、受け手が意図的にコンテキストをねじまげたり、どちらかの都合のいいように解釈すると、本来の目的である『コミュニケーション』ができなくなる可能性がある

ましてや最初から相手の文化を知る由もないため、人間が社会生活を営むうえで『コミュニケーション』をとることに普段から慣れる必要があると感じた。

つまり、『コミュニケーション』はすることに意味があるのではなく、お互いを理解するための手段であることを忘れてはいけないということだと思う。

受け手中心=「受け手のため、どう相手から見られていて相手が何を求めているのかを考えて発信すること」という解釈ではなく、何かを伝えたい、理解してほしいと思うことが主観的であり、英語でいうならば”please”ではなく”let’s”の面持ちで相手との共通認識をもつために自分自身を客観視して行く必要があるのではないか?

単純な知識不足ではなく、話すことに恐れを感じてしまい伝えたいことがうまく伝えられず質問に答えるだけの内容になったことはないだろうか?

受け手のコンテクストが今までに自分が関わったことがない背景を持つ人たちであったこと、また自分で自分に優劣をつけてしまい潜在意識が“緊張する相手”というイメージをもったまま望んでしまったことが原因でうまくいかないことが多々あった。

だからこそ今は相手との『コミュニケーション』のイマジネーションをもてるよう相手を知る準備を事前にするようにしている。

『コミュニケーション』が自発的に目的をもって発することから対ヒト、メディア、会社や学校という組織、社会全体など、受ける相手との共通の認識でその情報を理解するために行う対話であるならば、自分の核となる意志を持つこと、背景や理解の進捗を把握するため人間関係の構築を継続していくことも必要だと思うのだ。

少し理論的な話になってしまったが、『コミュニケーション』の言葉の定義や課題、意識するべきことはなんとなく整理できたと思う。

ただやはり実践あるのみ!ということで、次回からは前期の講義の振替りとともに、改めて“クリエイティブな広報”として『コミュニケーション』をどう活かしていくのか、を対外部、対内部と紐解いていきたいと思う。

 

【セミナーメモ】自分の働く会社の“らしさ”を知ることの大切さ① ~”そもそも”を把握する~

今まで、私がこの業界に足を踏み入れたきっかけや、授業で読んだ本の読書メモだったりを書いてきた。

大学というとどうしてもアカデミックになりがちだが、『いやいや、課題解決でしょ』と自分に言い聞かせながら学問として学んだことを自身の体験に置き換えながら日々色んなことを考えている。

そんな中、同じ飲食の企業の社長の講義を聞いて感じたことがあったのでそこについて今日は記したいと思う。

◇自分の会社の『企業理念』を知っていますか?
自分が働く会社の『企業理念』を理解して働いている人はどのくらいいるだろう?
なんとなくは理解していたり、入社説明のときに聞いたことあるな~というくらいの人もいるのではないだろうか?

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『理念』とは、
1 ある物事についての、こうあるべきだという根本の考え。
2 哲学で、純粋に理性によって立てられる超経験的な最高の理想的概念。
出典:小学館 デジタル大辞泉
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定義からも、とても大事なことだというのはわかる。

飲食の場合、正社員、契約社員よりもパートタイムでお店を支えてくれる人の方が絶対数として多い傾向にあるが、『企業理念』は社員だけではなく、パートタイムで働いている人たちも、その企業で働いているならば知ってもらう必要があるのではないだろうか?

私は正社員、パートタイマーさん関係なく自社で働くすべての人が広報マン/ウーマンだと思っている。

私は『広報』担当、ではあるがいわゆる肩書き?役柄?演者のポジショニング的な存在として名乗っているだけで、店頭で対お客様だったのが対メディアになったと日々言っている。

だからこそ、店で毎日お客様に向かう広報のフロントマンであるスタッフも同じくらい、その会社の『理念』を理解してほしいと思っている。

それにせっかく貴重な人生の時間を社員でもパートタイムでもそこの会社、店で過ごすならば、自分がいる会社が何を考えているのか、どこを目指しているのかを知ったうえで働くのは意味のあることだと思う。

◇何のためにやるのか?“そもそも”の目的を考える
季節的な販促イベントや限定プランなど、今の時期なら梅雨だから雨の日サービスとか夏に向けてBBQプラン、といったところだろうか。

雨の日だから来店ポイント2倍、夏季限定BBQプラン¥3,500~要予約。
確かに単純に雨の日だから安くなるのは消費者側からしたら嬉しいかもしれない。

『でもそれってなんでやってるの?』

そう聞かれたらスタッフ全員聞いてみてどう答えるだろうか?

言葉のあやかもしれないが、
雨の日だからお得にするのではなく、雨の日に“わざわざ”来てくださったから。
BBQは流行っているからではなく、この店ならではのテラスの楽しみ方はBBQで表現したいから、ということではないだろうか?

少し話はそれるが、私が働く会社の面接では
・食べることは好きですか?
・お客様の笑顔が見たいですか?
100%といっていいほど聞かれる。

販促イベントやフェア、限定メニューも結構だがその先にお客様の笑顔を感じないものはやる価値がないのだ。

マニュアルやルールは言葉の意味通り、HOW TOや統制を取るにはもちろん大事なことだが、腹を満たすことが目的ではなく、大切な人と時間を過ごす場所として選んだレストランで『笑顔を生み出す法則』なんて1から10まで番号順にHOW TOが書いてあるわけがない。

まどろっこしく、グダグダと書いてしまったが私が言いたかったことは

『それ、作業になっていませんか?』

ということ。

現場も広報も同じ。
販促ツールはお客様が欲しい情報が書いてある?
そのプラン、友達に伝えて予約してくれる?

”そもそも何のためにやっているの?”

その店に足を訪れるお客様の笑顔が見える、その店ならではのオリジナリティを世の中に伝えていく。

それが『広報』としての私の仕事でもあり、きっとずっとやり続けていきたいことなんだと思う。

長くなってしまったので次回、”らしさ”とは何かを問いながら、対外部のみならず内部への『コミュニケーション』 について考えてみたいと思う。

 

【読書メモ】ソーシャルインフルエンスを読んで②~ソーシャルメディアの特性を把握してうまく付き合っていく施策を考える~

引っ越しやらなんやらですっかり間があいてしまいました、反省・・(・・;)

この本は何回も何回も読み返しました。表紙もボロボロ、手書きのメモが散乱していてもうBOOKOFFでは売れないくらい(笑)

以前も書いたかもしれないけれど、私は学問として学ぶためというよりも自分の考える課題や未来について考察するために大学院に通っている。この書籍はとても難しかったし、正直ブログを読み返してみても抽象的な見解が多く、支離滅裂かもしれない。

このテーマはいまの時代は絶対切り離せないからこそ、また来月ないし半年後にも読み返しながら考察したい。そう思い、今回は大学院生歴数ヶ月のヒヨッ子の見解として、ぜひご覧頂きたいと思います。

さて、前回で『話題の発生パターン』についてはなんとなく仕組みを理解する事ができた。またそれが従来の一方的な発信しかできない広告の手法ではできないことも理解できた。

新しい時代のコミュニケーション、世の中を動かす新しいチカラである『ソーシャルインフルエンス』について考える前に『ソーシャルメディア』ってなんだっけ?を考えてみたいと思う。

◇『ソーシャルメディア』は消費者が主役の公園
池田先生の書籍、また講義を聞いて、スイングして首が痛くなるくらいに頷き、納得した表現だった。

家族や年配のご夫婦、ときに一人でゆっくり過ごす人など様々な人が様々な目的で訪れる昼下がりの公園、それがソーシャルメディアであると提言されている。

ツイッター公園、フェイスブック公園、などなどソーシャルメディアの数だけ公園があり、友人や知人、時に共通の趣味を持った人同士で楽しく過ごす場所という意味だ。

そこに宣伝目的で近づいてきた営業色のつよ~い肉食系の人達が勘違いして乱入すると、それはもう想像の通りで直ちにうざがられて邪魔者扱いされるか、『スルー』されるかどちらかだ。

今の時代は情報洪水の時代、社会関心が多層化し、気になるものはそれぞれの時代。
いくらマスメディアに露出をしてもそれが『自分ゴト化』されないと無関心で終わってしまう。

好きも嫌いも・・・なんてフレーズ聞いたことあるかもしれないが、『好き』『嫌い』はなにがしかの感情があるけれど、『無関心』が一番どうしていいかわからない。
それぞれが自由に時を過ごしているソーシャルの世界で、『無関心』な人の心の扉はどうやってあけたらいいのか?

ソーシャルメディアと戦略PRの掛け合わせである!
ソーシャルメディアが持つ本来の強みは
〇拡散性
〇共有性
〇常時性
であった。

ソーシャルの特性を使えば口コミで広がるんじゃない?!無料で開設できるしまずはやってみよう!といって公式ページを立ち上げ、Facebookで一方的に投稿を続けて『いいね!もシェアもないね~なんでだろう?』といって頭を悩ませている人は私だけではないだろう・・・(笑)

ソーシャルメディアの力だけではどうしても難しい、いやはっきり言って無理なのだ。
じゃぁどうしたらいいのだろう?

そこで『戦略PR』の登場である。

『戦略PR』は大企業や商材として日本中で・・くらいの規模ではないとできなそうだが、私は飲食業ならこの書籍にあった『関心テーマ』を考えるのがいいと思っている。

例えば、『朝活』。
あるお店で朝のメニューに特化している店があった。

朝の時間を有効活用しよう!とうたいはしたものの、夜型の人はまず無関心だろうし、ママさんにとっては「朝なんて戦争なのに、そんなことできるわけないじゃない!!」と言われるのが関の山だ。

なので、『朝活』=朝起きる人のための活動、ということではなく某朝の番組で「これから仕事に行く人もこれからお休みになる方も・・・」とあるようにターゲット別にプロモーションをどううつか、考えてみた。

例えば、夜勤あけで仕事帰りの人たち。看護士さんにとっての『朝活』は夜勤あけの疲れをとるためのリセット時間。寝る前に食べるなら消化にいいヘルシーフード&ドリンクがオススメ!とうたってみた。浸透までに時間はかかったが『朝活』が夜勤明けの人達にとっても『自分ゴト化』されていった。

『朝活』+運動、『朝活』+夜勤明けの消化にいい食事、『朝活』+・・・・

『自分ゴト化』した“コト”はソーシャルの特性で、様々なカテゴリーでソーシャルメディアの中で『仲間ゴト化』 していき、世の中で“話題”になっているニュース『朝食を食べる人はビジネスで成功する』とか、『朝食を食べると脳にこういう効果が出る』などとの相乗効果で“話題”になるのだ。

◇『会話されるニュース』であるかどうか?
『自分ゴト化』したコンテンツが『仲間ゴト化』するのはソーシャルメディアの力によるもの、でも『仲間ゴト化』する仕組みとはどういうことなんだろう?
自分がいくらいい!と思っても他人がいい!と思うとは限らない。

リリースを作るときも、自社の製品や店舗が好き好き!!となっていないだろうか?少なからず私はそうである。でなきゃ広報できないでしょ?!という話ではなく、いくら商品が良くても『会話されるニュース』であるかどうか、そこが一番大事なのだ。

『会話されるニュース』かどうか、つまりは誰かに話したい!と思う琴線スイッチ(人間の驚き、疑問・興味、発見・納得、共感、感動を刺激するスイッチ)を刺激する内容なだけではなく、会話されやすいコンテキストになっているか、が最も重要なのである。

書籍にはこう記されている。

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〇Talk-able 人に話したくなる要素
〇Buzz-able 話題になる要素
〇Share-able シェアされやすい情報のパッケージ

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この3つが合致した時に『自分ゴト化』したことが『仲間ゴト化』し、初めて広がっていくということなのだ。ただ気をつけなくてはいけないのは、発信者がよっぽどのインフルエンサーではない限り、関係者や知人どまりになってしまうコンテンツもある。それがWHO文脈だ。

“WHO=人”づてで広がる文脈と“WHAT=コト”文脈、つまり〇〇さんが言ったことではなく〇〇さんが投稿してるこの“ネタ”で広がる文脈のほうがより話題になるのはもちろんだろう。

ソーシャルメディアとの付き合い方
書籍に書かれていて自分に置き換えて考察してみたが、ここにかけてないこともたくさんあるし、知識をいくらいれても“知恵”になるまでは何回も何回も自己の体験や経験に置き換えてみないと思考として落ちてこないと思う。

それがこの私のブログでもあるのだけど、もともと理系なだけにロジックに考えるのは得意な方ではあるが、それでもこの分野は難しい・・・・。

ただ一飲食店、外食企業においてのソーシャルメディアとの付き合い方としては、『得たいの知れないもの』ではなく、消費者とのコミュニケーションをとっていくためのツールであると考えたい。

外食企業で相当な躍進がここ数年であるかというと、AIやIOTで他業界とのコラボ、くらいではないかと感じている。

デジタルが進むからこそのアナログなFacetoFaceの接客をするレストラン・カフェのあり方を考えるならば『ALWAYS ON』、いつでもそこにいるよ、安心してね、といういわば学生時代の食堂のおばちゃん的な存在であり続けるための一つの手段ではないだろうか?

そうなるのが目的ではなく、結果的にそうなっちゃうよね、なんかここの店にいっちゃうよね。~がいいね。だけではなく~でいっか、も時に必要だと思う。

これからの益々のデジタル化社会はもうとめられないし、効率化が進むことは何よりだが全ては人が豊かに生活するためだということを忘れてはいけないと思う。

たくさんの意味あるWANTSやNEEDS、情熱や思いが人を動かしていくのだから、『世の中の新しいチカラ』の存在を理解したうえで上手に付き合いながらも、ますます難しく、でもワクワクする次世代の広報に必要な力を考えていきたいと思う。

 

【読書メモ】ソーシャルインフルエンスを読んで①~情報の処理モデルをロジックに考え、影響範囲をデザインする~

◇世の中を動かす新しいチカラ、それが『ソーシャルインフルエンス』
この書籍の話をする前に、少し前回読んだ書籍について振り返りをしてみる。

『ビヘイビアチェンジ』を起こす付加価値の『想像』を膨らませてみようと思う。
と書いたが、実際『ビヘイビアチェンジ』を起こすとはどういうことなのだろうか?

『ビヘイビアチェンジ』を起こすには『パーセプションチェンジ』を起こす、その前段階は・・・『パブリシティ』であった。

そう、潜在意識にアクションを起こすPRの階層では『パブリシティ』に出すことが大事なんだ!

そこならある程度、得意分野だ。つながっている人もいるし、連絡してみよう!
またそうするとふりだしに戻ってしまう。

私の悩みはせっかくパブリシティにでたとしても、想像以上には数字(来店数や売上)に結びつかないということだった。じゃぁどうしたらいいのか?

昔は新聞、TVにでたらそれだけで話題になった。でも今はどうだろう?
WEBニュースから派生して夜の経済番組で取り上げられたり、インスタで投稿数が高いものが・・・といって朝の情報番組の今のトレンドとして取り上げられる時代だ。

一体何が起きているんだろう・・?

そこでこの書籍である。
『ソーシャルインフルエンス 戦略PR×ソーシャルメディアの設計図』

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『ソーシャルインフルエンス』という言葉に「?」の方も多いのではと思う。
実際、切り離して『ソーシャル』『インフルエンス』それぞれ単語としてはわかるけど概念は全くわからなかった。(今もまだワカリキッテナイの進行形ではあるが)
書籍ではこう定義されている。

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『ソーシャルインフルエンス』とは
世の中を動かす。人を動かす。みんなが話題にしている。
あなたの「企て」によって、そんな状態を意図的につくるための
『新しい時代の影響力ー世の中を動かす新しいチカラ』である。

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うーん、、まだ少し難しい。。
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『自分ゴト化×仲間ゴト化×世の中ゴト化』を進め、『人を動かし、話題をおこし、世の中を動かす』新しい時代のコミュニケーションコンセプトである。

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・・・?!?!

新しい時代のコミュニケーション、というからにはまず、『新しい時代』というのがどういうものなのか、理屈っぽい私は掘り下げて考えたくなる。

『あ、そうだ!今世の中で起こっている話題の発生パターンが今までと違う(逆流している)ことか!』と本を読んで納得した。

ソーシャルメディアを通して横に共有されて、そこからマスメディアが動く、そんな時代になったのだ。それをこの書籍では『自分ゴト化×仲間ゴト化×世の中ゴト化』を進めたことによるもの、と言っている。(と思う)

じゃぁ実際どういうことなのか?書籍にあるこの3つの要素について考えてみようと思う。

◇『話題になっている』とはどういうことなのか?
書籍にある例を踏まえながら、数年前におこった『朝活』ブームについて考えてみた

1.自分ゴト化
『自分ゴト』とは、自分のための情報(商品)だと感じるもの。


まず、朝食を食べるということは日常的に無意識にしていることで、朝食を外で食べるなんて旅行に行った時のちょっとしたプチ贅沢をするとき。もしくは単身赴任のサラリーマンがささっと済ませれる、サンドイッチの具に少し変化があるくらいのもので『わざわざ外で朝食を食べに出かける』という意識的な行動ではなかったと思う。

それが数年前からダイバーシティーや働き方そのものが変わり、趣味や仕事以外での活動をするようになった忙しい現代人が、仕事前の時間、すなわち朝の時間を有効活用するようになり、その行動自体が『朝活』という社会記号となったのだ。

『朝活』は『アフター5』と違って、自分磨きとかライフスタイルそのものが充実している人が行う活動というなんかキラキラしたイメージはないだろうか?

ヨガをした後、オシャレな朝食メニューを食べている自分。
仕事前にカフェでメールチェックをしている自分。

何かちょっと人生にゆとりのある感じをイメージするワードとしてまたたくまに『朝活』が『自分ゴト化』したのだろう。

2.仲間ゴト化
『仲間ゴト』とは、仲間なら誰でも知っている状態のこと。

『朝活』は朝を有効活用するための活動なのだから、一人でももちろん、朝にフックするテーマで活動を集団活動ももちろん存在する。
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〇話題A:朝ラン
ランニングとその後のカラダ作りに栄養バランスのいい朝食を食べる

〇話題B:モーニングミーティング
朝の脳の働きがサエてる時間を使ってミーティング

〇話題C:読書会
テーマを決めて一緒に読書をして意見交換会
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などなどそれぞれのコミュニティーで興味・関心のある人同士で朝を充実させるための活動=『朝活』という共通認識が生まれる段階である。

3.世の中ゴト化
『世の中ゴト』とは誰と話しても多くの人が興味を持っていること。

それぞれの人間関係で形成されていた話題が、上述したA、B、Cという垣根を越えて『世の中ゴト化』になるにはどうしたらいいのだろう?書籍にはこう書いてある。
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『仲間ゴト』を『世の中ゴト化』するためには、マスメディアの力が必要で、マスメディアによって報道されることで『話題になる』 のだ。
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確かにそうだ、『朝活』のブームは様々な社会現象にも準じてマスメディアの力で広がってきた。“朝を制するものは・・・”とか“広がる日本の朝食市場”なんてニュースもよく見かけた。その報道を見た消費者の『パーセプションチェンジ』が変わり、『ビヘイビアチェンジ』へと移っていったのだ。

◇他人ゴトと無知・無関心好き、嫌いでもない『無関心』
前回のブログで、情報過多の時代ということは書いたと思う。
それだけ情報がありふれている中で、そもそも『朝活』に興味がない人=他人ゴト、興味すらない無意識なスルー=無関心、の領域にはどうしたらいいのか?

85%自動運転で動いている脳に対して、この領域にいる人(おそらく消費者の大半がここの領域)たちに『自分ゴト化』させるのはなかなか至難の業だ。

著者はこの新しい時代、『ソーシャルインフルエンス』には2つの側面があるという。

〇良い知らせ:これまでにない、『スゴイチカラ』を発揮できるチャンス
〇悪い知らせ:これまでにない、『ヤバイムダツカイ』をしてしまうリスク

この他人ゴト・無関心の領域の人たちにやみくもに広告をうっても『ヤバイムダヅカイ』になり、逆を言えば、この領域の人たちに『自分ゴト化』させることができれば『スゴイチカラ』になるということだ。

ここまでで、『話題の発生パターン』は整理できた。

では、実際『自分ゴト化×仲間ゴト化×世の中ゴト化』を進め、『人を動かし、話題をおこし、世の中を動かす』新しい時代のコミュニケーションをしていくためにどうしたらいいのか?

長くなってしまったので、その新しい時代のコミュニケーションとして『ソーシャルメディア』というものについて次回後半戦で、理解を深めていきたいと思う。


【読書メモ】『世の中を動かす新しい6つの法則』を飲食店で活用するには?を考える

◇今の世の中は「買う理由」の代理戦争

『戦略PR 世の中を動かす新しい6つの法則』
著者は今の世の中は「買う理由」の代理戦争だという。

メディア環境が激変し、あらゆる情報が簡単に手に入る便利なようで処理できないほど情報過多の時代に突入し、たった10年ほどで消費可能情報量に対して選択可能情報量がとんでもなく増えている。

しかも人間の脳は85%が自動運転。
朝起きるときに「さぁ~目覚ましがなったからそれをとめて、ベッドから起き上がり今からのどが渇いた自分のために冷蔵庫をあけて、水を100ml飲むぞ!」なんて意識はしてないでしょう(笑)

日常生活の中で『意識して』動いていることなど15%くらいしかないのだ。

だからこそこれだけ情報がありふれている中で、『買う』(飲食店でいえば『来店する』になる)までのアクションを起こすには相当な努力が必要なのだ。

前回のブログでかいた
そもそも『いい○○』ってなんだろう?にも通ずることだが、発信側の伝えたいメッセージをひたすら発信したとしても『買う理由』までにいく『いい○○』にはならないのだ。

『いい○○』の社会常識を変え、『買う理由』を作り出すことが必要。

そのために『戦略PR』 が必要、そこに気づいた人たちがこぞって購入し、ベストセラーになっているのだろう。 
ここで『戦略PR』について書籍から抜粋してみる。

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○戦略PRは『空気づくり』

企業が主体ではなく、商品が売れるための『空気』、すなわち『カジュアル世論』をつくること。それが戦略PRである。

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小難しく感じるが、要は自動運転ではない15%の部分の人間の脳に少しアクションを起こして『買う理由』を作り、それを空気のように浸透させアクションさせることだと理解している。

情報洪水の中、選ぶのが面倒くさい時代。
SNSの発達と比して情報はコントロールできない領域へ、好き勝手にやらせての時代。
社会関心が多層化し、気になるものはそれぞれの時代。

こんなとんでもなく複雑である種わかりやすいくらいワガママな時代に戦略PRが必要な理由は、『ビヘイビアチェンジ』=人を動かすためである。

◇潜在意識にアクションを超こすPRのピラミッド

単に人を動かす、といってもPRの目的に合わせた階層がある。

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パブリシティ・・・「最近TVや新聞でよく目にするな~」

パーセプションチェンジ(認識変容)・・「○○さんも知ってるらしい、人気なのかな~?」

ビヘイビアチェンジ(行動変容)・・・「よし、行ってみよう!」

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一概にワンパターンではなく、
特定のビヘイビアチェンジは特定のパーセプションチェンジによっておこる。

飲食店で言えば初めての来店と2回目以降(リピート)の来店ととらえるとわかりやすいのではないだろうか?

理論はわかったけどじゃぁどうしたらいいのさ?!と思う方、私もそうだがそこで本のタイトルにもある『世の中を動かす新しい6つの法則』の登場だ。

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1.おおやけ(社会性の担保)
社会課題解決をめざす「ソーシャルグッド」の潮流

2.ばったり(偶然性の演出)
コンテンツが演出する偶発的な「セレンディピティ

3.おすみつき(信頼性の確保)
多様化する「インフルエンサー」の影響力

4.そもそも(普遍性の視座)
「よくぞ言ってくれた」を引き出す本質的な価値転換

5.しみじみ(当事者性の醸成)
「自分ゴト化」させ感情に訴えるストーリーテリング

6.かけてとく(機知性の発揮)
PRクリエイティビティの神髄は「とんち」にある

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世の中の関心テーマが6つすべてに必要なのではなく、1個でもいいしミックスされてい
てもいい。詳しく知りたい方は書籍を読んでほしいのだが、私は外食業として特に「5」の要素が大きいかなと思ったのでそこについて記したいと思う。

まずは書籍にあった一例をとある記事からの引用とともにあげてみたいと思う。

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2016年のカンヌPR部門グランプリを受賞した『食の安全を考える実証実験 2週間オーガニック食品だけを食べてみたところ…』というプロモーション施策。

スウェーデンの大手スーパーマーケット・Coopが『オーガニック食品だけを食べ続けると、人の体にはどのような影響をあるのか?』という実証実験をごく普通の家族に対して2週間、行った。

ごく普通の家族に協力してもらい2週間オーガニック製品を食べ続けたという。

実験を始める前に、スウェーデン環境研究センター監修のもと、まずは家族全員分の尿検査を実施。すると彼らの体内からは、殺虫剤、防カビ剤、植物成長調整剤などの化学物質が検出されたという。この少しショッキングな結果をふまえた上で、食材から調味料まで、口に入れるもの全てをオーガニック食品に変えるという生活が始まった。

そして2週間後。再び尿検査をしたところ、なんと子供たちの体から検出されていた化学物質の数値がほぼゼロになるという、驚きの結果が出たのである。

母親も「せっかく体から有害な成分を取り除くことができたんだから、もう元の食生活に戻したくないわ。」と、今後も続けていく意思を固めた様子。

本取組みは数多くのメディアでパブリシティを獲得し、ソーシャルメディアでも爆発的に拡散。オーガニック食品に対して『体にいいことは何となく分かっている』そんな漠然としたイメージを、数字で裏付けしたこの取り組みにより、Coopは過去20年間で最高の売り上げを記録した。

引用:http://adgang.jp/2016/06/126889.html

これは

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3.おすみつき→実験結果に基づくエビデンスのとれた根拠

5.しみじみ→モニター家族の様子が『自分ゴト化』してしみじみ体感した

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ことから、「子供のことを思うと以前の食事には戻れない」「健康はお金に替えられない」と『パーセプションチェンジ』が変わり、『ビヘイビアチェンジ』としてオーガニック製品を買い求めると行動変容が起こった事例だ。

子供の食育問題はもちろん、大人もメタボ、糖尿病など食生活や環境が時代と共に変化したことで飲食店もただ「美味しいものをだす」だけではなかなか難しい時代になってきた。

安心、安全、それと合わせて安い(これは値段という解釈というよりもコストパフォーマンス、と私はとらえている)が3拍子揃った時、かつ「しみじみ」、「自分ゴト化」して必要だと思えるような『パーセプションチェンジ』を作るとともに、これからの「食」の社会課題にも通ずることでなければいけないと思っている。

消費に対しての考え方も変わってきて『モノ消費』から『コト消費』になりつつある中で食の提供だけではない、体験型のコンテンツとの融合により

外食の新しい価値観を創出していけるよう少しロジックに、でもなりすぎず物事を俯瞰的に見ていき、『ビヘイビアチェンジ』を起こす付加価値の『想像』を膨らませてみようと思う。

次回は今回読んだ書籍の筆者と日本のソーシャルメディアマーケティングの第一人者、トライバルメディアハウス代表の池田氏との共著『ソーシャルインフルエンス 戦略PR×ソーシャルメディアの設計図 (アスキー新書)』
について解釈をまとめて記したいと思う。

 

【読書メモ】PRパーソンのバイブル『戦略PR』との出会い

「新店がオープンします!ぜひ来てください!」
「僕が働く店が今度オープンするんだよね、よかったら予約いれてよ。」
「いい店ですよ、絶対来てね!」

 

新店がオープンするときによく耳にするフレーズだ。

1つ目のフレーズは、住んでる周辺にお店がなければ興味を持ってくれるだろう。
2つ目のフレーズは、『知人』という特別枠でお店に足を運んでくれるだろう。
でも3つ目のフレーズの『いいお店』ってなんだろう?

前回もかいたけれど、

そもそも『いい○○』ってなんだろう?

受け手やシュチュエーション、極端にいえば時代の流れでどんどん変わるものではないか?、ずっとそう思っていた。

だってベジタリアンの人はステーキハウスには行かないし、
お酒が飲めない人にいくらアルコールメニューを進めても何の意味もない。
むしろそういう人に『これ、すごくいいですよ!』といっても愚問だし、うざったくなること間違いなしだ。

ずっともやもやしている時にある書籍に出会った。

戦略PRプランナーとして数々の偉業を成し遂げられている
(面識はないが私の認識ではとにかくスゴイお方である)

ブルーカレント・ジャパン代表の本田哲也氏の書籍、『戦略PR』である。

 

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◇数年前の『戦略PR』との出会い
私が『広報』の世界に無知で飛び込んだことは前述したが、それでも本くらいは読んでいた(笑)

広報の仕事をなんとなくし始めた当時、メディア対応は
『取材依頼が入ったら受ける』という受け身の状態で“作業”として行われていた。

私はそのメディア対応を“攻め”の体制にするべく、取材を積極的に獲得していく事を念頭に、雑誌・TV・新聞など多方面のメディアとのリレーションづくりに毎日励んでいた。

私にとってはさほど難しくなかった。
なぜなら今まではお客様に説明してメニューや空間を売っていたが、対象がメディアになり、売る(伝える)ものは情報だったというだけだったからだ。

それでもなんか『受け身』な気がしていて、どうしたもんかと悩んでいた時にこの本に出会った。

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『衝撃的』、だった。
そこにはたくさんの事例とともに『空気をつくってヒットを生む』方法が書かれていた。

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サントリーの『ハイボール』、ダノンの美魔女『ヨーグルト』、アディダスの『迷走ランナー』、花王の除菌できる洗剤『アリエール』・・誰でも知っている会社や商品の事例がたくさんあり、イメージもわきやすかった。

全てにロジックに基づいた根拠があり、読んでいてとてもためになったのを鮮明に覚えている。

その続編(いや、むしろパワーアップヴァージョン!)が発売され、さっそくいつものAmazonさん頼みですぐに購入した。

 
『戦略PR 世の中を動かす新しい6つの法則』

タイトル見る限り、買うしかない!!

1回読み、2回読み、3回読んだうえで、自分なりの解釈をまとめてみた。長くなったので、次回に記してみたいと思う。